隊員&OB・OGインタビュー

外部からの目線を生かした企画で、まちづくりの力になりたい。

長野原町 楠見真孝さん OB(2015年6月~2017年3月)

Q:長野原町の地域おこし協力隊に応募したきっかけを教えてください。

A:大学を卒業するにあたり、企業に就職する前に、自分の実力がどの程度通用するかチャレンジしてみたいという気持ちが強くなりました。そこで、「地方で活躍している人たち」をネットで検索していたときに、地域おこし協力隊の制度を知りました。最初は他の地域に気持ちが傾きつつあったのですが、長野原町長のまちづくりへの高い志に惹かれて応募したのが長野原町との出会いです。

Q:隊員だった時の活動内容と、当時の嬉しかったことや大変だったことを教えてください。

A:隊員当時、ただ目の前の仕事に対してひたむきに取り組んでいました。移住・定住者向けのHPの作成、婚活事業、空き家バンク事業、町勢要覧の冊子及び文化祭のポスター等のイベント用チラシの作成など、分野を絞らずに様々な課の仕事を何でもやりました。

嬉しかったことは、町民のみなさんに名前や顔を覚えてもらったことです。「また来てね」と声をかけてくれるので励みになりました。

Q:現在の活動(事業)内容と始めたきっかけを教えてください。

A:協力隊を継続しながら、2年目に役場職員の採用試験を受けました。役場職員になると説得力もあるし、町内でさらに行動しやすくなると思ったから。配属先は変わらず、仕事内容は空き家バンクや婚活、移住定住促進、地域おこし協力隊などを担当しています。

Q:長野原町に暮らしてみた感想を教えてください。

A:協力隊に応募するときから縁もゆかりもないところで挑戦しようと決めていて、そこで生活しながら町の空気感にうまく馴染めていけばいいかなと思っていました。飛び込んでみると、都会暮らしでは味わえない満天の星空、何十センチもの積雪など、自然が間近に感じられてとても楽しいです。地元の方はやはり手慣れていて、除雪車の雪かきは鳥肌物です。まるで芸術ですね。

買い物はインターネットで解決出来ているので生活についても不満はありません。交通の便も車で軽井沢まで1時間、新幹線で軽井沢から1時間で東京に着くため、割と身近に感じています。ただし、マイカーがないとかなり不便です。

Q:今の事業で心がけていることや目標があれば教えてください。

A:長野原町は平成31年度に130周年を迎えます。130周年事業の皮切りとして2月9日(土) 「炎のまつり」でランタンを飛ばします。ランタン飛ばしのボランティアを募集すると、約100名の方に集まって頂けることとなりました。130周年が町内に少しずつ浸透してきている実感があり、こうした取り組みを積み重ねて、町民全体がお祝いムードとなるよう、年間を通じてしっかりとPRしていくことが今の目標です。